64魂

ロクヨンだましい

機動戦士ガンダムSEED 第12話 フレイの選択


ラクスが帰国

ラクスは アスランやクルーゼに見送られ、プラントに帰国する模様。
「何と戦わなければならぬのか、戦争は難しいですわね」
・・という意味深な言葉をのこしていきます。

見送った後、クルーゼがアスランに話しかけます。

クルーゼ 「何と戦わねば、か…。イザークのことは聞いたかな?」

うなずくアスラン。

クルーゼ 「ストライク…。討たねば次に討たれるのは君かもしれんぞ」

キラのストライクが急激に強くなっていることで、
アスランも 本気にならなければ 危なくなってきているのでしょうね。
このへんのクルーゼのセリフは、アスランのことを
考えて 素直に忠告しているというふうに見えましたね。


ナタルの葛藤

ここでアークエンジェルは、地球軍の艦隊と合流できたようです。
艦を降りられることを期待するカズイやミリア。

マリューとナタルは キラをどうするかについて話し合います。
ナタルは ストライクの性能と キラの力で ここまで来れた事を挙げ、
キラを艦から降ろすことに疑問を呈します。

マリュー 「貴方の言いたいことは分かるわ…ナタル。
       でも、キラ君は軍の人間ではないわ 」
ナタル 「ですが、彼の力は貴重です!それをみすみす・・!」
マリュー 「力があろうと、私達には志願を強制することはできないでしょ?」 

たしかに 一旦 友軍と合流できたとはいえ、
ストライクを動かせる人がいなくなるのは痛すぎますね。
なのでナタルの危惧は最もなのですが、
だからといって マリューの言うとおり 引き止める手も無い状況・・。

今までの キラの言動を見るに 彼が艦に残るとは
ちょっと 思えない状況ですし・・。


マリューの感謝

アークエンジェルのMS格納庫では キラが ムウラの乗機、
メビウスゼロの整備を手伝っています。
友軍と合流したといっても、ムウラとマードックは
まったく危機感を失っていないようです。

ストライクに関しては そのままということで
キラは心配しているようですが、ムウラ側も
わざわざシステムを戻して、性能を下げる事も・・と悩んでいる様子。

そこに、マリューが現れて キラに今までのお礼を言います。

マリュー
「貴方には本当に大変な思いをさせて、ほんと、ここまでありがとう」
「いろいろ無理言って、頑張ってもらって…感謝してるわ。

「口には出さないかもしれないけど、みんな貴方には感謝してるのよ?
「こんな状況だから、地球に降りても大変かと思うけど…頑張って!」

マリューは やはり 軍の事情よりも 民間人としての自由を考えて
キラを引き止めることは 出来なかったですね。
それどころか、キラを快く送り出すような言葉も掛けており
ここらへんは マリューの人柄が表れていますね。




第8艦隊の司令官、ハルバートンと マリュー、ムウラ、ナタル
学生クルー達らと 会話する場面もありました。

ハルバートン
 「いやぁ、ヘリオポリス崩壊の知らせを受けた時は、
  もう駄目かと思ったぞ。それがここで、君達と会えるとは・・」
 「とんでもない状況の中、よく頑張ってくれたなぁ。私からも礼を言う」

 (学生クルー達に対して)
 「君達の御家族の消息も確認してきたぞ。皆さん、御無事だ!」

マリューとムウラに かなり丁重に接していたハルバートンでしたが
ナタルに対しては、華麗にスルーされている場面があり ちょっと面白かったです。
果たして偶然なのか、それとも 気が合わないとか・・?

いっぽうい、ザフト側 クルーゼ側は ハルバートンの指揮する第8艦隊は
かなりの大部隊なので手が出せないかと思いきや、なんと仕掛けるようです。

クルーゼ 「知将ハルバートン・・そろそろ退場してもらおうか・・」


一喝されるナタル

ハルバートン、ホフマン大佐、マリュー、ナタルなどが
面会し これまでの報告、今後の相談などを行います。

ホフマン
 「しかしまぁ・・この艦一つとG1機のために、
 ヘリオポリスを崩壊させ、アルテミスを壊滅させるとはなぁ・・」

ハルバートン
「だが、彼女らがストライクとこの艦だけでも守ったことは、
 いずれ必ず、我ら地球軍の利となる。」

アークエンジェル側に 濡れ衣を着せようとするホフマンに対し
ハルバートンは かばってくれているようです。
そして、地球連合の上層部の考えている事など
気にすることはない~という意見を言うなど とても頼もしい様子ですね。

話は キラの扱いについての事に移っていきます。

ナタル 

「彼の能力は、目を見張るものがあります。
Gの機密を知り尽くした彼を、このまま降ろしては・・」

ハルバートン
「ふん!既にザフトに4機渡っているのだ。今更機密もない」

ナタル
「し、しかし!彼の力は貴重です!
 出来れば、このまま我が軍の力とすべきだと・・私は・・」

ナタル
「彼の両親はナチュラルで、ヘリオポリス崩壊後に脱出し、
 今は地球に居ます。それを軍が保護すれば・・」

ハルバートン
「ふざけたことを言うな!そんな兵がなんの役に立つ!」

ナタル
「・・申し訳ありません!」

ナタルは キラを引き止めるために
キラの両親を保護し、取引材料にするつもりだったのでしょうか?
ハルバートンは そういう手法が嫌いなようで ナタルは一喝されてしまいました。

にしても マリューには 優しいけど、ナタルには厳しいですね、ハルバートン。
まぁ、考え方の違いによるものなのでしょうが・・。

あとは、アークエンジェルはこのままの人員編成のまま
本部アラスカに向かってもらわなければならない~
・・というショッキングな事も伝えられていました。


キラとハルバートン

学生クルー達が アークエンジェルから降りられるよう
手続きが進められていきます。
ただ、フレイだけは なんと軍に残ることを希望しているようです。

MS格納庫では キラがストライクを見上げていました。
そこにやってき話しかけるハルバートン。

ハルバートン
 「ここまで、アークエンジェルとストライクを守ってもらって感謝している。
 良い時代が来るまで、死ぬなよ」

軍に残るか 迷っているそぶりを見せるキラ。

ハルバートン
「君が何を悩むのかは分かる。確かに魅力だ・・君の力は。・・軍にはな」

「だが、君が居れば勝てるということでもない。戦争はな、うぬぼれるな!」

キラ
「でも・・出来るだけの力があるなら、出来ることをしろと・・!」

かって、ムウラに言われた言葉ですね。
あの言葉で、キラは戦わなきゃいけない~と 自分に言い聞かせて来たのでしょうか?

ハルバートン
「その意志があるならだ。意志のない者に、何もやり抜くことは出来んよ!」

この会話を終えたキラは 何かを気づかされたような表情をします。
残るかどうかの決断ができたのでしょうか?

ハルバートンについては、意思の無いものに、
たとえ 強制させたとしても やり抜くことは到底できない~
・・そういう考え方を持っていたから
その場しのぎでも キラが戦う理由を作る・・というナタルの提案を却下したんですね

うぬぼれるな~のくだりは 1stガンダムのウッディ大尉を彷彿とさせました。
キラが軍に残る事は 戦争の勝敗を決める決定打にはならないのだから
責任を感じて 残る必要は無い~という事だと思うので
厳しい言葉だったけども、優しさが感じられる一言でしたね。


フレイの訴え

フレイは ナタルらに、軍に残りたいと涙ながらに訴えていました。

その内容としては
本当の平和が 本当の安全が 戦うことによってしか
守れないなら、私も父の意思をついで戦いたい~

・・と、一見 とくに疑問を抱かせないような理由ではありましたが
最近 フレイが一人で呟いている 不穏な内容を考えると
それだけではなない?とも思ってしまいます。

この時の やりとりを見ていたサイ、ミリア、トール、カズイらは
フレイの発言に触発されたのか みな残ることを選択します。

サイ フレイの言ったことは、俺も感じてたことだ。
    それに・・彼女だけおいていくなんて、出来ないしさ・・」

トール 「アークエンジェル…人手不足だしな。
     この後落とされちゃったら、なんか・・やっぱやだしよ」

ミリアリア 「トールが残るんなら・・私も・・。」
カズイ 「みんな残るってのに・・俺だけじゃな・・」

フレイの選択に、ほかの学生クルー達も みな引っ張られた感じでしたね~。
カズイについては もろに周りに流されてしまっています。


折り紙の花

キラはアークエンジェルを降りようと、シャトルに乗ろうと 人の列にならびます。
その途中 エルという少女から、今まで守ってくれたお礼として
折り紙で作った花を渡されます。

嬉しそうにするキラに、トールが除隊許可証を持ってきます。
仲間たちが残ると聞かされ、衝撃を受けた様子のキラ。
しかもこのタイミングで 戦闘配備が伝えられ、
ゆっくり別れを惜しむこともできなくなりました。

トール 「これも運命だ。じゃあな・・お前は無事に地球に降りろ」
サイ 「生きてろよ!」
カズイ 「何かあっても、ザフトには、入んないでくれよな」

思い返してみると、良い仲間たちだった気がしますね~。
あと、何気に 人間くさいカズイの 一言も好きです。
せめて敵にはならないでね、という。

キラは息遣いを荒くしながら、除隊許可証と 
エルにもらった折り紙の花を見て 悩みます。
マリューやムウラの言葉も思い浮かべているようです。

しかし、結局 除隊許可証を をクシャツとして、
折り紙の花だけ持って 戻っていきます。

キラにとって、戦う理由は 力を持っているが故の責任 と
仲間がいるアークエンジェルを守りたいというものでした。

ハルバートンの言葉によって 前者の理由からは 開放されても
後者の 仲間を守りたいという部分は
フレイの選択に影響され、友人ら全員が残ったことにより
据え置かれてしまう形になりましからね・・。


ザフト側からは アスランのイージスが出撃し
イザークは怪我を押して出撃するようです。

次回は戦闘中心の回になりそうですね。


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